40代男性の白髪染め、自然に目立たなくする方法を42歳が検証してみた
正直、最初に白髪を見つけたときは軽くショックだった。
41歳の春、娘の入学式で他のお父さんたちと並んで写真を撮ったとき、自分だけ10歳老けて見えることに気づいた。家に帰って鏡をじっくり見ると、生え際やこめかみにちらほらと白いものが。妻に「いつから白髪あった?」と聞くと、「前から言おうと思ってたけど…」と苦笑いされた。
そこから白髪染めについて調べ始めた。ただ、20代の頃のカラーリングとは違って、30代・40代の白髪染めは「いかにも染めました」感が出やすい。真っ黒に染めて不自然になった同僚を見てから、「自然に目立たなくする方法」を本気で探すことにした。1年間いろいろ試した結果をまとめてみる。
サロンでプロに頼む方法が結局一番自然だった

最初は市販品でなんとかしようと思ったんだけど、美容室で相談してみたら目から鱗が落ちた。
「白髪を完全に隠すんじゃなくて、目立たなくしたい」と伝えると、美容師さんが提案してくれたのが「白髪ぼかし」という方法。これは白髪を真っ黒に染め上げるのではなく、透明感のある染料で地毛の色と白髪のコントラストを弱める技術だ。実際にやってもらうと、白髪がグレーやアッシュ系に染まって、地毛に自然になじんだ。
もう一つ効果的だったのがハイライト・ローライト。地毛に明るい筋や暗い筋を入れることで、髪全体に立体感を出して白髪を目立たなくする方法だ。これをやると白髪が光に反射して目立ちにくくなる。会社の廊下ですれ違った後輩に「あれ、なんか変わりました?」と言われたのはこのときだった。
地毛に近いトーンでの全体カラーリングも試した。真っ黒ではなく、地毛と同じかワントーン明るめのアッシュ系で染める方法だ。ただし、これは伸びてくると根元の白髪が目立ちやすいのがデメリット。2ヶ月に1回はリタッチが必要になる。
サロンでの施術は1回8,000円から15,000円程度。月に割ると4,000円から7,500円なので、続けられる範囲だった。
市販品でのセルフカラーは段階的に試すのがコツ

サロン代を抑えたい時期もあったので、市販品もいろいろ試した。
カラートリートメントとカラーシャンプーは、白髪染め初心者には特におすすめだった。髪の表面に色素を付着させるタイプで、ダメージが少なく、徐々に色が入っていくため失敗しにくい。最初は毎日使って、色が定着してきたら週に2〜3回に調整した。ルシードの白髪用カラーリンスを3週間使ったときは、妻に「最近疲れて見えないね」と言われた。
完全に白髪を隠すというよりは「ぼかす」効果がメインなので、白髪の量が多い人には物足りないかもしれない。でも、自然な仕上がりを求めるなら文句なしだ。
より本格的に染めたい場合は、白髪用ヘアカラーの泡タイプやクリームタイプを試した。色選びで重要なのは、自分の地毛よりワントーン明るめを選ぶこと。暗すぎると不自然になり、「染めました」感が強く出てしまう。アッシュ系やマット系は赤みが出にくく、日本人男性の髪色に馴染みやすい。
塗り方にもコツがある。記載されている放置時間より短めに設定して、色のつき具合を見ながら調整するのが大事だ。白髪が特に多い生え際や分け目から塗り始めて、最後に全体に広げるとムラになりにくい。
部分的なカバーアイテムは応急処置として優秀
急な会議や同窓会の前など、とりあえず白髪を隠したい場面では部分的なカバーアイテムが重宝した。
白髪用マスカラは生え際やもみあげなど、気になる部分をピンポイントで隠すのに便利だ。マンダムのルシード白髪用マスカラを使ったときは、朝の身支度で30秒あれば完了した。ただし、汗や雨で落ちる可能性があるし、擦れると服に付くこともある。
白髪隠しスプレーは広範囲をカバーしたいときに使った。ただ、髪がゴワつきやすく、不自然に見えやすいのが難点。服に付着しやすいので、着替えてから使うのがベターだ。
これらのアイテムは根本解決にはならないが、白髪染めの間隔を空けたいときや、染め直しまでのつなぎとしては十分使える。
30代・40代が自然に染めるための実践ポイント

1年間試行錯誤してわかったのは、「完全に隠す」より「ぼかす」「なじませる」意識の方が自然な仕上がりになるということ。
色選びでは「地毛よりワントーン明るめ」か「同じくらい」のアッシュ系・マット系を選ぶことが重要だ。真っ黒は絶対に避けた方がいい。同期で真っ黒に染めた奴がいるんだけど、明らかに不自然で老けて見えた。
まずはダメージの少ないカラートリートメントから試すのがおすすめ。慣れてきたら市販の白髪用ヘアカラーに挑戦して、特別な日の前にはサロンで仕上げてもらうという使い分けをしている。
セルフカラーの場合、放置時間は短めに設定して様子を見ながら調整すること。一度で完璧にしようとせず、回数を重ねて理想の色に近づけていく方が失敗しにくい。
頭皮や髪の健康も考慮して、刺激の少ない製品を選び、アフターケアも忘れずに。カラーリング後は専用のトリートメントを使って、髪の状態を保つようにしている。
白髪染めで変わった日常の小さな変化
白髪染めを始めて半年ほど経った頃、会議室で資料を配っているときに、取引先の女性が少しだけ目を見て話してくれることが増えた気がする。
娘にも「パパ、なんか若くなった?」と言われたときは素直に嬉しかった。息子はまだあまり気にしていないようだけど、時々「パパいい匂いする」と言ってくれる。
同窓会で久しぶりに会った友人たちからは「全然変わんないね」と言われる側になった。昔は「疲れてる?」と聞かれることが多かったのに、今は「元気そうだな」と言われることの方が多い。
白髪染めは見た目の変化だけでなく、自分の気持ちにも影響を与える。鏡を見るたびにため息をつくことがなくなったし、写真を撮られるのも以前ほど嫌じゃなくなった。
自分に合った方法を見つけるまでは試行錯誤が必要だけど、白髪の量や予算、かけられる手間に合わせて選択肢はたくさんある。まずは一番負担の少ないカラートリートメントから始めてみるのがいいと思う。

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