42歳がピラティス資格を調べてわかった「本当に選ぶべき」7つのスクールと費用の現実
正直言うと、ピラティスなんて「女性がやるもの」だと思ってた。でも腰痛がひどくなって、整体師に「ピラティスやってみたら?」と言われたのがきっかけ。実際にマットピラティスを始めてみたら、これが思った以上に効く。体幹が鍛えられるし、肩こりも楽になった。
そうなると欲が出てくるもので、「もっと深く学べないかな」と思うようになった。調べてみると、ピラティスって奥が深い。ただ体を動かすだけじゃなくて、きちんとした理論があるし、正しい指導ができるようになれば副業にもなるらしい。
でも問題は、ピラティス資格の種類がめちゃくちゃ多いこと。横文字ばかりで何がなんだかわからない。しかも費用を見てびっくり。安いものでも数十万、高いものだと200万円以上とか。これは慎重に選ばないといけない。
ピラティス資格は大きく2つの流れに分かれている
調べてわかったのは、ピラティス資格には大きく分けて2つの考え方があるということ。「コンテンポラリーピラティス」と「クラシカルピラティス」だ。
コンテンポラリーピラティスは現代的なアプローチ。最新の解剖学や運動生理学の知識を取り入れて、より安全で効果的な方法を追求している。一方、クラシカルピラティスは、ピラティスの創始者ジョセフ・ピラティスが考えた元々のやり方を忠実に守るスタイル。
どちらが良いかは正直わからないが、初心者や怪我のリスクを考えると、現代の科学的知見を取り入れたコンテンポラリーの方が入りやすそうだった。実際、日本で展開しているスクールの多くはコンテンポラリー系らしい。
それぞれに複数の団体があって、指導法も微妙に違う。これが選択を難しくしている原因だった。
コンテンポラリー系で知名度が高い5つの資格
STOTT PILATES(ストットピラティス)
カナダ発祥で、医療従事者からの支持が高い。解剖学ベースの安全な指導法が特徴で、怪我の予防やリハビリテーションに強いとされている。
カリキュラムはモジュール式になっていて、マットピラティスから始めて、リフォーマー、キャデラック、チェア、バレルと段階的に学べる仕組み。総合コースだと約6ヶ月から1年、費用は100万円以上。正直高い。
ただ、医療関係者や理学療法士が多く学んでいるということは、それだけしっかりした内容なんだろう。腰痛持ちの自分としては、安全性を重視したアプローチは魅力的だった。
BASI Pilates(バシピラティス)
アメリカ発祥で、ピラティスの本質を重視しながら現代的な知見も融合させているらしい。特徴は「Flow(流れ)」を大事にした動きと、包括的な指導法。
総合コース(Comprehensive Global Program)が人気で、マットからすべてのマシンまで学べる。期間は約6ヶ月から1年、費用はやはり100万円以上。
実際にBASI認定のインストラクターのレッスンを受けたことがあるが、確かに動きが滑らか。ひとつひとつのエクササイズがつながっている感じがした。指導者としての哲学をしっかり学びたい人には良さそうだ。
Polestar Pilates(ポールスターピラティス)
理学療法士が創設したということもあって、リハビリテーションや機能改善に特化している。科学的根拠に基づいたアプローチが売りだ。
カリキュラムには評価法や問題解決に重点を置いた内容が含まれている。医療・リハビリ分野の専門家や、痛みの緩和に特化したい人向け。費用と期間は他の大手と似たような感じ。
個人的に腰痛がきっかけでピラティスを始めたので、このアプローチには興味がある。ただ、医療従事者でもない自分がついていけるかは不安だった。
Balanced Body(バランスドボディ)
ピラティス機器のメーカーとしても有名な会社が展開している資格。モジュール式で柔軟な学習ができるのが特徴。マット、リフォーマー、各種マシンを個別に学ぶことも、組み合わせることも可能。
オンライン学習も充実していて、費用も比較的リーズナブルなコースから高額なものまで選択肢が多い。すでに他の資格を持っている人が追加で学ぶケースも多いらしい。
自分のペースで学べるのは魅力的だが、逆に言うと自己管理能力が求められそうだ。
Peak Pilates(ピークピラティス)
クラシカルとコンテンポラリーのバランスが良いとされている資格。包括的な指導と指導者育成に力を入れているらしい。
段階的なレベルアップができる仕組みで、総合コースは約6ヶ月から1年、費用は100万円以上。他の大手と似たような条件だが、バランスの取れたアプローチが特徴とのこと。
どちらかに偏りたくない人には良い選択肢かもしれない。
伝統を重んじるクラシカルピラティスの世界
Romana’s Pilates(ロマナズピラティス)
ジョセフ・ピラティスの直弟子だったロマナ・クリザノフスカの指導を継承している、最も伝統的な資格。オリジナルのエクササイズとシーケンス、指導法を厳格に守っている。
驚いたのは、徒弟制度に近い形式で学ぶということ。多くの実践と観察、メンターシップを重視していて、期間は1年半から2年以上。費用も150万円以上と高額。
ピラティスの原点を学びたい人には魅力的だが、正直ハードルが高い。しかも厳しいトレーニングで有名らしく、途中でドロップアウトする人も少なくないとか。本格的にピラティスの道を極めたい人向けだなと感じた。
会社の同僚で、20代の頃にクラシックバレエを本格的にやっていた女性がいるが、彼女なら向いてそうだ。でも自分のような中年の初心者には厳しそう。
客観的な実力を証明するNPCP認定試験
調べていて興味深かったのが、NPCP(National Pilates Certification Program)という認定制度。これは特定のスクールが提供するトレーニングプログラムではなく、ピラティスインストラクターとしての知識とスキルを客観的に評価する試験だ。
受験資格として、特定の時間数のピラティス指導経験やトレーニング修了が求められる。つまり、どこかのスクールで基本を学んだ後に、さらに客観的な証明を得たい人が受ける感じ。
受験料は数万円程度で、他の資格に比べるとリーズナブル。国際的な信頼性を高めたい人や、複数の団体で学んだ知識を統合して証明したい人に向いているらしい。
ただし、いきなりこれを受けることはできないので、まずは基本的な資格を取得する必要がある。
資格選びで重要な7つのチェックポイント
実際に各スクールの説明会や体験レッスンに参加してみて、資格選びで重要だと感じたポイントがいくつかある。
まず、自分のピラティス観と指導スタイルの方向性。伝統を重んじるか、現代科学を取り入れたいか。どういうクライアントを指導したいかも重要。一般の健康増進なのか、アスリートなのか、高齢者なのか、リハビリ目的なのか。
次に、カリキュラムの内容と深さ。マットピラティスだけで十分なのか、マシンも含めた総合的な知識が欲しいのか。解剖学や生理学、指導法をどこまで深く学びたいかも考える必要がある。
費用と期間も現実的な問題。ピラティス資格は高額な投資になる。安くても数十万円、総合的なコースなら100万円から200万円以上。期間も数ヶ月から2年と幅がある。家族と相談して、現実的な範囲で選ぶことが大切だ。
トレーニングセンターの場所とアクセスも意外に重要。通学のしやすさは継続に直結する。実際に足を運んで、雰囲気を確認することをおすすめする。
指導者の質とサポート体制も見落としがち。実際にその団体のインストラクターのレッスンを受けて、指導法が自分に合うかを確認した方がいい。卒業後のサポート、継続教育、就職支援なども確認しておこう。
国際的な認知度と就職の可能性も考慮したい。海外での指導も視野に入れるなら、国際的に認知度の高い団体を選ぶと有利。国内でも、就職したいスタジオが特定の団体の資格を優遇している場合がある。
最後に、必ず体験レッスンや説明会に参加すること。多くの団体が実施しているので、実際に足を運んで質問し、雰囲気を肌で感じることが最も重要だ。
実際の費用とスケジュールの現実
資格取得にかかる費用を改めて整理してみると、かなりの幅がある。マットピラティスのみの基本コースなら30万円から50万円程度。でも、これだけだとできることが限られる。
リフォーマーなどのマシンも含めた総合コースになると、STOTT、BASI、Polestarなどの大手は軒並み100万円以上。期間は6ヶ月から1年が一般的。さらにクラシカル系のRomana’s Pilatesだと150万円以上で、期間も1年半から2年以上。
これに加えて、継続教育やワークショップの費用も考慮する必要がある。ピラティス業界は常に新しい知識や技術が生まれているので、資格を取って終わりではない。年間数十万円の追加投資は覚悟しておいた方がいい。
スケジュール面では、平日コースと週末コースがある。会社員なら週末コースが現実的だが、その分期間が長くなる。週末だけで1年以上かかるコースも珍しくない。
家族との時間や仕事とのバランスを考えると、無理のないスケジュールを組むことが重要。途中で挫折してしまったら、高額な投資が無駄になってしまう。
名刺交換の時に「ピラティス資格も持ってるんです」と言えるようになったら、少しは印象も変わるかもしれない。でも、それよりも自分の体のメンテナンスができるようになることの方が価値があると思う。
まとめ
ピラティス資格について調べてみて、思った以上に奥が深い世界だということがわかった。単純に「どこが一番良い」というものではなく、自分の目指す方向性や予算、ライフスタイルに合わせて選ぶ必要がある。
コンテンポラリー系では、安全性重視ならSTOTT PILATES、流れるような動きを学びたいならBASI Pilates、リハビリに特化したいならPolestar Pilatesが候補になる。伝統的なアプローチを求めるなら、Romana’s Pilatesだが、かなりハードな道のりになる。
重要なのは、まず複数の団体の体験レッスンを受けてみること。実際に指導を受けてみないと、自分に合うかどうかはわからない。高額な投資になるので、時間をかけて慎重に選びたい。
正直、まだ自分でも迷っている段階だが、腰痛が改善したこともあって、もう少し深く学んでみたいという気持ちは固まった。妻に「また新しいこと始めるの?」と言われそうだが、健康投資だと思って前向きに検討してみるつもりだ。

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